代表取締役 経営責任者 潤工社は2024年4月26日で創業70年を迎えました。創業時から、技術革新を経営の中核にすえ、社会に貢献することを目指してきました。潤工社の存在意義、「比類ない価値を創造し、社会を豊かに潤す」はその精神を反映しています。潤工社ビジネスの中心は、ワイヤ・ケーブル、チューブ、フィルムなど、工業材料分野におけるポリマー成形と、それらの複合製品の開発提供です。先人のノウハウを発展させ、現在では医療関連、半導体製造、情報通信など幅広い分野で、グローバルに多様な要望にお応えする技術革新を進めています。 この70年間は常に順風満帆だった訳ではなく、過去の反省から得た教訓を生かして歩んできた道のりでした。潤工社のはじまりには、創業者が以前に経営参画した会社が倒産した反省があり、創業から約30年後には、創業精神を失い社内が混乱した時期がありました。真摯にお客様と向き合い、品質を絶対とすること、何より、社会の公器として会社がどうあるべきかが問われました。こうした教訓から、企業理念には私たちが目指す姿勢を込めています。 二人の創業者は、個人を尊重し、誠実でフェアな姿勢を貫き、公私混同しない公正な企業運営を大切に実行していました。彼らのブレのない行動が「人を大切にし、社会に貢献する」という潤工社の企業文化の起点となっています。それぞれのアソシエイト※が英知を生かし、仕事を通じて成長すること、それが潤工社の成長を、ひいては社会への貢献をもたらすと考えています。誰もが自由に意見を言い合える、オープンでフラットな組織運営を重視しているのも、その思いがあるからです。 潤工社は今、国際化を強力に推進しています。言語や習慣の違う多様なアソシエイトがワンチームで活動する今こそ、潤工社の企業文化を社内外で感じられるようにしたいと願っています。そして、お客様の技術革新を実現させるという私たちのミッション“Enabling Technology Innovators”を確実に果たしたいと考えています。各地でこうした取り組みができた時、潤工社は真の「質的一流の国際企業」として認めていただけると確信しています。※ 潤工社では、職務や役割に関係なく、一人ひとりの社員のことを、「仲間」を意味する「アソシエイト」と呼んでいます。潤工社が70年の歩みで受け継いできたもの、これから先の社会に貢献し、発展していくために大切にしているものがあります。創業精神を受け継ぎ、さらなる飛躍へ
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