リーダー対談

潤工社の働き方

フラットな組織でのワークスタイルとはどのようなものなのでしょうか。
リーダー2名が「潤工社の働き方」について語り合いました。

※本ページでいう「リーダー」は、「管理職」として、
所管チームの業務遂行・管理、教育・指導等の役割を担います。

  • T.W.

    営業
    2000年入社

  • K.K.

    生産技術開発
    2009年入社

お二人の役割は何ですか?

T.W.
入社後から営業(セールス&マーケティング)のチームに所属しており、国内のお客様からの受注、出荷、お問い合わせに対応しています。現在はリーダーとしてチームを支えつつ、自らお客様の対応もしています。私たちのチームでは、お客様のお役に立ちたいという想いで、お問い合わせに対応していますが、お客様とのやりとりを通して学ぶことも多く、成長できる点が魅力です。その一方で、自分たちの受け答えが企業イメージに直結するので、常に緊張感と誇りを持って取り組んでいます。
K.K.
入社後、電線の設計チームに配属となり、その後の異動にて、現在のカイゼンチームへ配属となりました。カイゼンチームは、製造プロセス見直しによる生産性と品質向上の実現を目指す役割を担います。今年から、カイゼンチームのリーダーとしての役割を担いながら、自ら業務も行っています。ものづくりの現場には、完璧な答えがありません。現場で起こっている現象を見える化し、製造プロセスの全体像から背景にあるメカニズムをとらえて、物事の本質を分析。多角的な視点で物事をとらえ、製造現場をよりよい条件やよい方向に導くのが私たちチームの仕事です。

お二人のチームは、どのような価値を生み出していますか?

K.K.
潤工社の電線は、用途に応じて材質の異なる何種類もの芯を組み合わせて作られており、芯はそれぞれ色分けしたフッ素ポリマーで覆われています。従来の方法では、生産時に樹脂の色を変える度に、材料をセットし直す必要があり、その工程に10分から20分ほどを要していました。工程の作業時間を改善するため、社内の関係者を交えてアイディア出しを行い、計画、試作を繰返し行いました。その結果、フッ素ポリマーを高速で交換する装置の開発に成功。作業時間をわずか1~2分程度に短縮、生産性の向上を実現しました。2019年には従来の電線の製造工程を一新し、小ロット・スピード納品が可能に。お客様のニーズに応えやすくなり、潤工社の事業拡大にも大きく貢献できた際はうれしく感じました。
T.W.
私たちのチームは、お客様に寄り添ったアフターフォローにより価値を提供しています。例えば、お客様から「現在使用している製品を再度購入したい。」というお問い合わせがよくあります。しかし、「製品を購入したのが何十年も前。型番も分からない。生産設備の中に組み込んでいて、確認ができない。」といったことも多いのです。そんな時は、お客様に寄り添って不安や質問をお伺いし、販売実績や使用実績の記録をたどり、関係部署と密に連携を取りながら、製品を速やかに特定しています。潤工社の製品がなければ、お客様の事業が止まってしまいます。お客様に長く安心して潤工社の製品を使っていただけること、これも大きな価値だと思っています。

リーダーシップのあり方とは?

K.K.
何より答えのないものを考え続けるのが技術者です。日常の生活や業務で得た「気づき」をきっかけに、「それは自分にとってどんな意味があるか」を考え、「その『気づき』をもとに何かをやってみる」を継続することが、現場のレベルアップに必要だと考えています。こちらの指示通りに動いてもらうだけでは、知識や技術が定着しません。私の役割は、カイゼンチームだけでなく、製造現場の方々とも密に関わるため、部門を超えて様々な方にアドバイスすることも多いのですが、自らがやり方を示す前に、まず考えてもらうことを意識しています。アソシエイト個人が自立し、より成長していくために必要であると考えています。メンバーのモチベーションを上げる支援をすることも重要ですね。
T.W.
世の中の変化に伴い、近年ますます生産性や効率が求められています。私のチームも、これまでのやり方にとらわれず、新たな方法をどんどん取り入れています。プレイヤーとしての経験を活かし、単にアドバイスするだけでなく、私自身の考えも状況に応じて示し、メンバーの「気づき」を促すきっかけにもしたいと考えています。チーム全体の底上げを図るため、メンバー個人とコミュニケーションを取りながら、意識を浸透させることも重要な役割であると考えています。

アイディア・意見が言いやすく、自ら成長できる環境

T.W.
潤工社はフラットな組織のため、リーダーとメンバー間の距離が近いことは、一つの特長だと思っています。私の経験上、リーダーに相談を持ちかけると、リーダーはいつも時間をとってくれましたし、意見や悩みを頭ごなしに一蹴されることもありませんでした。提案に対しても、実現に向けての課題を一緒に考えてくれましたね。その経験から、常に真摯にメンバーと向き合うようにしています。信頼や協力を獲得するためには、コミュニケーションが不可欠ですし、一人ひとりが自発性を持って仕事に打ち込めるようになれば、チーム全体の生産性や創造性は上がると考えています。
K.K.
私もそう思います。今はリーダーとなりアドバイスする立場ですが、チームの方々が自発的に質問をしてくれるのをうれしく感じます。アソシエイトの力になれることに喜びを感じると同時に、私自身もアソシエイトの素朴な疑問から新たな発見をすることも多く勉強になっています。
T.W.
確かにチームのアソシエイトの意見は、こちらも勉強になることが多いですね。これから新たに仲間として入社される方も、遠慮なく感じることをそのまま発信してほしいと思いますね。新たな価値を生み出すという共通の想いで、相互に連携しながらコミュニケーションがとれる風通しの良さは、潤工社の大きな魅力だと思います。
K.K.
答えのないことに挑戦し、世の中に新しいものを生み出し続ける環境が潤工社にはあります。想いをカタチにしたい、その想いに共感してくれる人たちに、ぜひ入社して頂きたいと思います。

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※アソシエイトの所属するチーム名・仕事内容はインタビュー当時のものです。(2021年12月)
※潤工社では、職務や役割に関係なく、一人ひとりの社員のことを、「仲間」を意味する「アソシエイト」と呼んでいます。※本ページでいう「リーダー」は、「管理職」として、所管チームの業務遂行・管理、教育・指導等の役割を担います。