American Wire Gaugeの略で、アメリカで一般的に使用されている導体の寸法規格です。B&S (Brown and Sharp) Gaugeとも呼ばれます。
AWG No.4/0の外径を0.4600 インチ、AWG No.36の外径を0.0050インチと定め、この間を公比 の等比級数的に39に分けたものです。AWG No.10の導体抵抗はほぼ1Ω/1000フィート、線径はほぼ0.1インチです。
番号が大きくなると、線径は細くなります。番号と導体抵抗、質量の概略の関係は次のようになります。
番号が3つ大きくなる → 導体抵抗は約2倍、質量は約1/2
番号が6つ大きくなる → 導体抵抗は約4倍、質量は約1/4、線径は約1/2
番号が10大きくなる → 導体抵抗は約10倍、質量と断面積は約1/10
AWGサイズは、MIL規格やUL規格製品に使用されており、寸法公差や導体抵抗などは、電線の個別仕様規格ごとに定められています。
また、ASTM(アメリカ材料試験協会規格)に構造や試験方法の規定があります。AWGサイズでは、断面積を“サーキュラーミル(CM)”で表すことがあります。
これは、直径1ミル(1mil=0.001inch=0.0254mm)の円の面積を1CMとしたものです。次の表を用いて換算することができます。
平方ミリメートル | サーキュラーミル | 平方インチ | |
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平方ミリメートル | 1 | 1973.5 | 0.001550 |
サーキュラーミル | 0.00050671 | 1 | 0.7854x10-6 |
平方インチ | 645.16 | 1.2732x106 | 1 |