Junkosha 液漏れ検知システム

各種油・有機溶剤液漏れ検知システム:ポイント検知 OD-8

さまざまな産業分野において、液体が漏れることによって起こる重大な事故や環境汚染、貴重な燃料資源の損失を最小限にとどめるためには、早期に液漏れを発見することが重要です。潤工社は、耐候性・耐薬品性・耐水性に優れたフッ素ポリマーを、長年培ってきた高度加工技術によってセンサ化した漏液検知システムの製品化を行っています。
各種漏油・有機溶剤液漏れ検知システムは、燃料設備や発電設備など多くの産業分野で採用されています。

特長

●油や有機溶剤の浸透によって抵抗が変化するセンサを用い、その抵抗変化量を検知器OD-8により周期的に監視することによって油や有機溶剤の漏洩を早期に発見し、警報を発します。
⇒検知器は5秒毎にセンサ回線の抵抗値を測定・記憶します。記憶された過去の抵抗値と比較し、その差(⊿R)が設定された漏洩警報設定値(閾値)よりも大きかった場合、漏洩警報を発報します。
 漏洩警報は短期漏洩警報(1分間変動監視)モードと長期漏洩警報(1時間変動監視)モードの2種類を個別に設定することが出来ます。
●本システムは漏洩警報以外にセンサが接続されている回線で短絡(ショート)や断線(オープン)が発生した際や、センサが寿命到達(フォルト)した際にも警報を発することが可能です。
 ⇒検知器が5秒間毎に測定するセンサ回線の抵抗値が、設定されたショート警報設定値よりも小さかった場合、ショート検出とみなして警報を発報します。
 検知器が5秒間毎に測定するセンサ回線の抵抗値が、設定されたオープン警報設定値よりも大きかった場合、オープン検出とみなして警報を発報します。 
 検知器が5秒間毎に測定するセンサ回線の抵抗値が、設定されたフォルト警報設定値よりも大きかった場合、フォルト検出とみなして警報を発報します。
●本システムは、検知器・安全保持器・リードケーブル・センサで構成され、液晶表示・ブザー・LED・外部出力を備えています。
 ⇒検知器は最大2系統(チャンネル)まで監視可能です。
  漏洩検知感度は検知器本体の操作ボタンにて細かい設定が可能です。

用途

●二重管・保温管
●石油タンク
●ポンプ周り・メカニカルシール
●排水処理設備
●燃料受け入れ配管
●燃料油タンク
●ボイラー設備
●発電設備
●変電設備

システム構成例

検知器からセンサまでの外部接続を含めた最大距離は、1 kmです

●本システムは、検知器・安全保持器・リードケーブル・センサで構成され、液晶表示・ブザー・LED・外部出力を備えています。
 ⇒検知器は最大2系統(チャンネル)まで監視可能です。
  漏洩検知感度は検知器本体の操作ボタンにて細かい設定が可能です。

検知器OD-8

項目仕様
環境耐性保管場所屋内
筐体構造金属ケース
使用温度0~50℃、 標準動作温度:25℃
保存温度-10~60℃
使用湿度80%RH以下、 結露なきこと
標高2000m以下
電源入力電圧DC24V±10%
消費電力5W以下
センサ入力チャンネル数2
測定範囲~400kΩ
測定電流16kΩ未満:0.2mA
16~66kΩ:0.05mA
66kΩ以上:0.01mA
外形寸法160(W)×210(H)×43(D) mm

詳細は別途取扱説明書をご覧ください

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