Junkosha 液漏れ検知システム

各種油・有機溶剤液漏れ検知システム ライン検知 LDC-2

さまざまな産業分野において、液体が漏れることによって起こる重大な事故や環境汚染、貴重な燃料資源の損失を最小限にとどめるためには、早期に液漏れを発見することが重要です。潤工社は、耐候性・耐薬品性・耐水性に優れたフッ素ポリマーを、長年培ってきた高度加工技術によってセンサ化した漏液検知システムの製品化を行っています。
各種漏油・有機溶剤液漏れ検知システムは、燃料設備や発電設備など多くの産業分野で採用されています。

特長

●油・有機溶剤や水・酸・アルカリ溶液等の浸透によって静電容量が変化するラインセンサを用い、その静電容量変化量を検知器LDC-2により周期的に監視することによってあらゆる液体の漏洩を早期に発見し、警報を発します。
 ⇒検知器は5秒毎にセンサ回線の静電容量値を測定・記憶します。記憶された過去の静電容量値と比較し、その差(⊿C)が設定された漏洩警報設定値(閾値)よりも大きかった場合、漏洩警報を発報します。
 漏洩警報は中速漏洩警報(1分間変動監視)モードと低速漏洩警報(1時間変動監視)モードの2種類を個別に設定することが出来ます。
●本システムは漏洩警報以外にセンサが接続されている回線で短絡(ショート)や開放(オープン)、センサの断線が発生した際にも警報を発することが可能です。
 ⇒検知器が自動的に測定するセンサ回線の端子間の絶縁が低下し、短絡されたと判定した場合、ショート検出として警報を発報します。
 検知器が自動的に測定するセンサ回線の静電容量値が、50pF 以下のとき、オープン検出として警報を発報します。 
 検知器が5秒間毎に測定するセンサ回線の抵抗値が、設定された断線警報設定値よりも大きい静電容量の減少があった場合、または測定容量が設定値未満だった場合、断線検出として警報を発報します。
●本システムは、検知器・安全保持器・リードケーブル・センサ・終端コネクタで構成され、LED・外部出力を備えています。
 ⇒検知器は最大2系統(チャンネル)まで監視可能です。
  漏洩検知感度は検知器本体の背面パネルディップスイッチにて細かい設定が可能です。

用途

●各種溶剤洗浄装置
●二重管・保温管
●二重隔タンク
●非常用発電設備
●ポンプ周り・メカニカルシール
●燃料油タンク
●ボイラー設備
●発電設備
●変電設備

システム構成例

リードケーブルとセンサの合計の長さが100mまでご使用いただけます。

●本システムは、検知器・安全保持器・リードケーブル・センサ・終端コネクタで構成され、LED・外部出力を備えています。
 ⇒検知器は最大2系統(チャンネル)まで監視可能です。
  漏洩検知感度は検知器本体の背面パネルディップスイッチにて細かい設定が可能です。
  オプションの安全保持器及び終端コネクタを使用することによって、防爆エリア(本質安全防爆)でご利用いただけます。

検知器LDC-2

項目仕様
環境耐性保管場所屋内
筐体構造アルミケース
使用温度0~45℃
標準動作温度:25℃
保存温度-10~60℃
使用湿度80%RH以下
結露なきこと
電源入力電圧DC24V
消費電力2W以下
センサチャンネル数2
測定範囲100~11000 pF
外形寸法92(W)×61(H)×25(D) mm

詳細は別途取扱説明書をご覧ください

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