Junkosha 多心ケーブル&アセンブリ

多チャンネル伝送ケーブル&アセンブリ

体表超音波プローブでは診断しにくい臓器や血管などを診断するために、近年、体腔内から見る特殊な超音波プローブが使われています。体腔内の細い場所へのアプローチが必要なため、デバイスの小型が求められ、潤工社では既存の同軸ケーブルやFPCに代わる新しいマルチチャネル伝送(MCT)を開発しました。

特長

●より細く-MCTケーブル構造は標準の同軸ケーブルの外径よりも細いので、信号線の数はより少ない/同じ設置面積で増やすことが可能です。
●信号品質-既存の設計に簡単に統合でき、高度な結合技術によりシステムの全体的な信号品質を向上させることができます。
●柔軟性-MCTケーブルは柔軟性があり、従来の構造に比べてデリバリーシステムの動きを改善できるため、体腔内診断のアプリケーションに最適です。
●プロセスにやさしい-シンプルなケーブル構造により、デバイスの組立工数が削減され、組立歩留が向上するため、総製造コストを削減できます。
●サブアセンブリサービス-製造プロセスの簡略化に貢献するサブアセンブリサービスを提供しています。

用途

●心腔内エコーカテーテル(ICE)
●超音波内視鏡検査(Endo-US)
●血管内超音波診断カテーテル(IVUS)
●経食エコープローブ(TEE)
導体サイズ多チャンネル伝送ケーブル
64CHでの仕上がり外径
一般的な同軸ケーブル
64CHでの仕上がり外径
Reduction ratio
AWG#441.61 mm2.38 mm32%
AWG#461.40 mm1.90 mm26%
AWG#481.16 mm1.56 mm26%
AWG#500.98 mm1.22 mm20%

同軸ケーブル(AWG50)と多チャンネル伝送ケーブル(MCT) (AWG48)の伝送特性比較

細くなったにも関わらず高い伝送品質を実現
64chの探触子の伝送線路として、カテーテル内のケーブル用ルーメンの内径が1.25㎜の場合、同軸ケーブルを選択すると、AWG50で外径が1.22㎜になりますが、MCTを選択すると外径を0.98㎜まで細くすることが可能です。また、一回り大きいAWG48を選定すると、MCTの場合、外径が1.16mmとなり、同軸ケーブルより細い上に、伝送特性が大幅に改善され、超音波画像品質の向上、カテーテル組立性の向上のメリットが提供可能です。
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